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西オーストラリア・パースで働くダイビングインストラクターのブログです。ダイビング、海の生き物、ダイビングインストラクターの情報を発信していきますので、宜しくお願いします。
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2011年08月15日

号泣

オットセイの保育園の続きです。

調子に乗ってわれ先に海に飛び込んだ私の左手に激痛が走りました。

「痛ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」

左手には、、、、青い触手が、、、、

「こ、これはもしかしてクラゲちゃん、
しかも、カツオちゃーーーーーーーーーーーーん」

周りをよく見てみると私の周りには
青い物体がぷかぷかとたくさん浮いています。

いつの間にかカツオノエボシに取り囲まれていました。 
なぜ?こんなとこにこんなにいっぱい?

私は普段からグローブをつけません。
そのためにカツオノエボシの触手を触ってしまいました。
グローブさえしていれば問題なかったのです。(泣)

そこで、準備をしているダイバーに水面から声をかけ
「おーいみんなクラゲちゃんがいるから、グローブしてーー」と叫びました。

それを聞いていた現地のガイドがちょっと私を馬鹿にしたような感じで、

「大丈夫ですよー、ここのクラゲは大丈夫です」などといいながら
グローブをせずに飛び込みました。
「痛ーーーーーーーーーーーーーーー」 ←だから言ったのに。

後から聞いてみると、
このガイドさんは今までアルバニー周辺で
カツオノエボシを見たことがなかったそうです。

だから私がクラゲ、くらげと騒いでいても、
いつものミズクラゲくらいにしか思っていなかったようです。

さて、
カツオノエボシに刺された私は、
楽しみにしていたオットセイどころではなく、
ジンジンとする耐え難い痛みと戦いながら
お客さんと一緒にダイビングを続けていました。

もちろん水中にオットセイたちが遊びに来てくれて楽しいのですが、
左手がだんだん痺れだして、
その痺れが腕、肩、胸のほうへ上がってきました。

ダイビングを行いながら、
もしかしてクラゲの毒が心臓にまわって
このまま死んでしまうんではないかと思っていました。

そしてその痺れが全身に回ってもうだめだと思ったとき、
重大な事実に気がついたのです。

重大な事実 →ドライスーツに空気が入ってない→ ただのスーツスクイズ → クラゲの毒ではない →死なない→ただの勘違い →インストラクター失格→ただのアホ
                                        
※ ドライスーツは中に水が入ってこない作りになっているので暖かいのですが、
  スーツの中に、タンクから空気を送りこんで水圧による締め付けを防ぐ必要があります。

アホインストラクターは、痛みのあまりそれを忘れていたのです。
クラゲの毒ではなく、スーツの締め付け(スクイズ)によって痺れていたのです。

ドライスーツに空気を入れ、
生命の危機(?)から脱した私は
まだまだ続いている左手の痛みと
戦いながらなんとかダイビングを終了しました。

Albanyにある水中ウェブカメラ↓ ここからご覧下さい


そこからが地獄でした。

耐え難い痛みがずーーーと続きました。

カツオノエボシに刺されたときは、
ハコクラゲのようにお酢をかけていけません。
淡水もだめです。
まずは触手を海水で洗い流し取り除いてください。
それから冷やして病院に行けと書いてありますが ←どこに?

私の経験から言うと、冷水はだめです。痛すぎます。
自分が耐えられるくらいの熱さのお湯が最適です。

刺された場所が冷えてくると、
痛みがひどくなります。
大の大人がうなるくらいの痛みです。
(痛みで泣きました)

しかし、

お湯の中に手を入れると、
うそのようにその痛みがなくなります。

でもそのお湯の温度が下がっていくと
痛みも再び酷くなってきます。

ちなみに病院にいっても何もしてくれません。

病院に電話をして状況を説明したのですが、
病院に来ても何もできないから我慢してと言われました。
我慢してればそのうち治ると。
(オーストラリアの医者は鬼です。)

一人で宿に戻った私はお湯を沸かし、
それを片手なべの中に入れ、
左手をそこに突っ込んでベッドで寝ていました。

お湯の温度が下がるたびに痛くなるので、熟睡はできず、
トイレに移動するときも鍋に左手を突っ込んでいる状態です。←情けない

痛みが引いてきたのは夕方くらいでした。
お湯から出しても痛くなくなってきたので、ほっとしました。

夕方はみんなで魚釣りに出かけ、
そのあと晩御飯を作って食べました。

そのときにはもう元気になっていたのでビールやワインを飲みながら
「よーーし、クラゲの毒を内部からアルコール消毒だーー」などどほざいていました。


そして、その夜中、

左手の痛みで寝られなくなった事は言うまでもありません。(泣)

続く??


目指せ、ダイビングインストラクター  


Posted by DIVE OCEANS Perth at 13:24Comments(2)ダイビング情報

2011年08月12日

オットセイの保育園

かつおちゃんの続きです。
私はカツオノエボシが怖いという話です。

パースから南に車で5時間ほどでアルバニーという街があります。
ここはオーストラリア海軍の軍艦HMAS PERTHが沈んでいて、
レックダイビングで有名な場所です。

  ↓アルバニーの観光名所ナチュラルブリッジ



HMAS Perth Wreck ↓


7年くらい前のことですが、
私はお客さんを連れて3泊4日でこのアルバニーへ
ダイビングツアーに出かけました。
目的は沈船HMAS PERTHに潜ることと、
アルバニーに住むオットセイと遊ぶことでした。

ここに住むオットセイはAustralian Fur Seal、
または、New Zealand Fur Seal またはSouthern Fur Sealと呼ばれています。

アルバニー沖の島にはこのオットセイのメスと子供が暮らしていて、
保育園のような場所があります。

お母さんオットセイがエサを探しに行っている間、
子供たちが集まってお母さんの帰りを待っています。
そこにちょっとお邪魔しようということでした。

私はアシカやイルカとは一緒に泳いだことがあったのですが、
オットセイとは初めてということで、朝から気合十分でした。

ボートでポイントへ着くと、
そこにはたくさんのオットセイの子供たちが
岩の上で昼寝していました。 

お客さんも私も大興奮です。

「おーー、すげーかわいい」
「早く潜ろう」
「早く準備しよう」など、
ボートの上はにぎやかになりました。

何頭かのオットセイはすでに海の中にいて遊んでいます。

私は少し焦っていました。

「早く行かないと、どこかにいってしまうかも?」
「早く一緒に遊びたい」 
「早く」

私の準備は誰よりも早く、しかも万全でした。

すでに器材を背負い、
いつでも飛び込める準備ができていました。

しかし、他のみんなが遅いのです。

ちんたらちんたら準備しています。←お客さんでしょ?

今回私たちを案内してくれる地元のガイドさんも
まだ準備ができていません。

「おせーよ」 「はやくしろよ」と内心思っていました。 

そうしているうちに、
水中にいるオットセイが上陸しようとしているのが目に入り、
このままでは一緒に遊べないと思った私は
お客さんをほっておいて、
自分だけ先に海に飛び込みました。

「お先にーーーーー」

しかし
ここで悲劇が。。。。。

続く。

目指せ、ダイビングインストラクター  


Posted by DIVE OCEANS Perth at 16:24Comments(3)ダイビング情報

2011年08月11日

かつおちゃん

クラゲちゃんの続きです。



キロネックス、居る感じ ←しつこい

に続く痛いクラゲちゃんをご紹介します。

そのクラゲは和名を カツオノエボシと言います。

カツオノエボシは別名「電気クラゲ」と呼ばれ、
触手に強力な毒を持っています。

刺されると電流が走ったように激しい痛みを受けますが、
死亡する事はまれです。

英名は Portuguese Man of War (ポルトガルの軍艦)
またはBluebottle Jelly fishと呼ばれています。

「電気クラゲ」や「Bluebottle Jelly fish」
という名前からクラゲの仲間のように思いますが、
私たちが思い浮かべるクラゲとは少し違います。 ←???

カツオノエボシはクラゲではなく、
しかもひとつの個体に見えますが、
そうではないのです。
クダクラゲの一種であるヒドロムシ(ポリプ)が複数集まって形成する
集合体なのです。
                 
        
カツオノエボシは4つの部分に分かれています。

1つ目のポリプは気体が入った青色の浮き袋 ←ここからbluebottleの名前がついています。

2つ目のポリプは触手の部分です。
長くて細い巻きひげ状で、長いものは50メートルにもなるそうです。
(シロナガスクジラより長い)

3つ目のポリプは消化を行います。
(触手を使って獲物をこのポリプへおびき寄せます。)

4つ目はポリプは生殖を行います。

とても不思議な生き物ですね。

昨日ご紹介したキロネックスと
このカツオノエボシはどちらが怖いかというと、
毒の強さ、死亡例などからキロネックスのほうが怖いかもしれません。

しかーーーーーし、
個人的には、カツオノエボシの方が怖いです。

それは、私にはカツオノエボシとの思い出したくない
壮絶な過去があるからです。(泣)

この悲しい話の続きは、また次の機会に。。。。

目指せ、ダイビングインストラクター
  


Posted by DIVE OCEANS Perth at 16:30Comments(4)ダイビング情報

2011年08月10日

クラゲちゃん

ちょっとさぼってしまいました。
フリーマントルのお店の掃除をしていました。←はい、いいわけ。
掃除をしながら空を見上げると
透き通った空の青は春の気配でした。



さて、少し前のニュースでハコクラゲ(Box Jellyfish)
について面白いことが書いていました。

カリブ海に住むハコクラゲが、
水中から頭上のマングローブ林を見上げて泳いで、
エサのプランクトンがたくさんある場所を
探す能力があることが研究で分かったそうです。

それによると、
ハコクラゲには「上部レンズ眼」と呼ばれる目があって、
水中でどんな体勢になっても上を向く仕組みになっているそうです。
その目は8mくらいなら林の茂り具合を認識でき、
プランクトンが多い林の茂みの隙間をさがして、
そこに移動するそうです。
(プランクトンは林があまり茂らず、日当たりのいいところを好むので)
ということは、
彼らは水面から私たちの顔も認識してるのかもしれませんね??
面白いですね。私たちのことをどう思っているのでしょうか?

このハコクラゲですが、
別名毒クラゲと呼ばれ強力な毒を持ち、
その毒でえさになる海老や魚を殺して食べます。

毒の強さは、自然界で最も毒性があるといわれています。
(詳しくはWikipediaで)

また、ハコクラゲには鰭があり、
中には最高4ノット(時速7.4km)で進むことができる種類もいます。

このハコクラゲの仲間の中で、最強と言われているのは
オーストラリア北部の沿岸部海域や
インド洋、西太平洋全域でに住むキロネックスです。
(別名オーストラリアウンバチクラゲ、オーストラリアハブクラゲ)

このキロネックスの学名は、
Chironex fleckeri「殺人の魔の手」といい
最も毒性の強いハコクラゲといわれています。←キャーーー

ある意味ホオジロちゃんより怖いかもしれませんが、
クラゲちゃんは、ウェットスーツやグローブをはめて
直接皮膚に触れないようにすれば被害は防げます。

キロネックスと同じように強力な毒を持つ
イルカンジ(Irukandji)というクラゲもいますので、
ビーチで泳いでいるときにイルカンジが居る感じ ←はい、おやじ。
がしたら気をつけましょう。

興味深いのが、この最強の毒を誇る(?) 
キロネックスをエサにしているのがウミガメです。
ウミガメはこの毒の影響を受けないそうです。
不思議ですね。

続く。。

追伸:
キロネックスと同じように強力な毒を持つ
イルカンジ(Irukandji)というクラゲもいますので、
ビーチで泳いでいるときにイルカンジが居る感じ ←はい、おやじ。
がしたら気をつけましょう。

目指せ、ダイビングインストラクター  


Posted by DIVE OCEANS Perth at 16:34Comments(6)ダイビング情報

2011年08月02日

おやじ、青ザメる

猫鮫ちゃんの続きです。

少し前の話で恐縮ですが、

Swan River Trust River Guardians からメールが来ました。
スワンリバーでBull Shakが捕まったということでした。
Bull Sharkの和名はオオメジロザメ(メジロザメ目メジロザメ科)です。



私はここでボランティアをしています。
簡単に言えば、「スワンリバーをみんなで守ろう」という団体です。

Dolphin Watch Training というセミナーなどを開催し
スワンリバーに住むイルカたちをよく知って
彼らを汚染から守ろうというものです。
色々なイベントを開催しており、
ニュースレターも定期的に送られてきます。
(興味がある方はホームページをご覧下さい)

さて、話をメールの内容に戻すと
スワンリバーの上流で3匹のBull Sharkが網にかかったそうです。

大きさは0.7mから1,1mのまだ若い個体です。
大学の研究者が個体を識別し記録後リリースしました。
研究者は、
『スワンリバーにいるBull Sharkの情報はあまりないが、
スワンリバーで遊ぶとき、犬や子供は注意するように呼びかけています。
またサメを目撃したときは、Water Policeに連絡するように』
とのことでした。

Bull Shark(オオメジロザメ)は、

Great White Shark(ホオジロザメ)、

Tiger Shark(イタチザメ)と並んで
凶暴(?)なサメと言われています。

特にBull Sharkは淡水にも侵入し 
浅いところや狭いところも平気です。
人間にとって、
実は最も危険なサメではないかと言われています。

このBull sharkは以前からたびたびスワンリバーで目撃されていました。

私が初めてこの名前を聞いたのはワーキングホリデーのときでした。

一緒に働いていたオーストラリア人のインストラクターが
「スワンリバーにブルシャークがでたぞ、気をつけろよ」と言ってきました。

「?ブルーシャーク?」 辞書で調べてみると
ヨシキリザメと出てきました。

「へー、なんだ、ヨシキリザメならそんなに心配する必要ないやん」と
勝手に思っていました。
(絶対に安全なサメではありません、人を襲うこともあります。)

さらに、ヨシキリザメ=フカヒレ ← 発想が貧困

としか知識がなかった私は完璧に安心していました。

Bull SharkがBlue Sharkに聞こえたのです。←ええー

英語のヒアリング力と、
サメの知識がなかった私はとんでもない勘違いをしていたのです。

後日、同僚のインストラクターが気をつけろよと言っていたサメが
Blue SharkではなくBull Sharkだと気がついたときは、
ブルーになってしまいました。 ← おやじ

スワンリバーは、パースの中心を流れ、市民の憩いの場所です。
ここにはイルカやサメ、さまざまな魚、えび、かになどが住んでいます。

都会の真ん中を流れるスワンリバーが、
これからもきれいでたくさんの生き物たちの住処として
ずっと続くことを願っています。

いつかBull Sharkにも会ってみたいです。
(ただし、満腹で機嫌がいいときに限る)

続く。。。

目指せ、ダイビングインストラクター



  


Posted by DIVE OCEANS Perth at 14:09Comments(4)ダイビング情報

2011年08月01日

猫鮫ちゃん

シロワニさんの続きです。

先日JAWSのDVDをお店で見ているときに ←仕事しろよ
オージーのお客さんが入ってきて、
そのDVDを睨み付けながら
「ここはダイビングショップか?」と不振な顔で聞いてきました。
「もちろん、だからシャークのDVD流してるんだよ」
って答えたら笑っていました。     ←それは苦笑い

このJAWSのヒット(1975年)のお陰で
ダイビングを始める方がその年は減ったそうです。
JAWSに出てくるサメはホオジロザメです。
この映画のイメージと顔の怖さ(ひとごとではない)が
ホオジロザメに人食いざめというレッテルを貼ってしまいました。

今でもこの映画の影響は大きく、
ダイビングを始める方から「サメは大丈夫ですか?」という
質問をよく受けます。

確かにサメちゃん(ちゃん付けのほうが親しみがわきますよね、エビちゃんみたいで??)は、人間に危害を加えることもあります。

でも人間がサメに危害を加えるほうがはるかに多く、
特にホオジロちゃんは、
フカヒレ漁や駆除によって個体数が減り、
絶滅危惧II類( 絶滅の危険が増大している種)に指定されいるほどです。

私も水中でホオジロちゃんに会ったことはありませんが、
できれば会ってみたいと思います。
(ホオジロちゃんが満腹で機嫌が良いときに限る)

映画のオーシャンズでホオジロザメと
一緒に泳ぐダイバーのシーンがありましたが、
あれは良かったですね、一番印象に残っています。
私も是非一緒に泳いでみたいと思いました。
(ホオジロちゃんが満腹で機嫌が良いときに限る)

さて、今日はシロワニさんに続き、
パースで見ることができるサメちゃんをご紹介します。

その名もネコザメ。

ネコザメはとてもおとなしく愛らしいサメです。



パース周辺にはこのネコザメの仲間のPort Jackson Sharkがいます。
ネコザメの仲間の中では最大種で1.5mほどになるそうですが、
いつも見かけるのは1m以下のかわいいやつばかりです。

食べ物はウニや貝類、甲殻類などで、
丈夫な歯で殻を砕いて食べるそうです。
おとなしそうだからといってうかつに手を出すと
噛まれたら痛いです。← そんな程度ですまないでしょ?

ネコザメちゃんは卵生ですので、
卵を産みます。その卵が面白い形をしていて、
どう見ても卵には見えません。見た目は太目のドリルです。

これでは産むときにお母さんは痛いのではないかと心配してしまいますが、
誰が見ても卵には見えないので安全なのかもしれません。
(子供のためにお母さんは大変ですね)

ちなみにネコザメちゃんは英語で
bullhead shark(牛頭ざめ)と言います。

ネコザメだからCat Sharkだと思いがちですが(私)、
Cat Sharkは日本ではトラザメという別の種類のサメです。

ややこしいーーー。

続く。。。

目指せ ダイビングインストラクター

  


Posted by DIVE OCEANS Perth at 16:37Comments(6)ダイビング情報

2011年07月29日

同じ匂いでも、、

欲求と大王イカの続きです。

マッコウクジラを漢字で書くと抹香鯨。

マッコウクジラの体内で作られる龍涎香が抹香の香りに似ているから
この名前がついたそうです。(詳しくはWikipediaで)

私は勝手に「真っ向鯨」と思っていました。

巨大なダイオウイカに正面から、真っ向から向かっていくので
この名前がついたと思っていました。 ←発想が単純

しかしですね、私の発想も貧困ですが、
マッコウクジラの英名「Sperm Whale」よりはマシだと思います。

Sperm Whale=精液鯨

マッコウクジラの脳油が白濁色で、
精液に似てるからこの名前がついたそうです。

100歩譲って、仮に精液に似ていたとしても
それをそのまま名前にしてしまうのはどうでしょうか?
一捻りなかったのでしょうか?

私はマッコウクジラの英名がSperm Whaleだと知ったとき
「ひどい」と思った反面、
そうか、ダイオウイカばっかり食べてるからそうなったのかと
勝手に納得していました。 ←おいおい、下ネタ?

そんなこんなで、西洋では、
かわいそうなマッコウクジラは精液鯨と呼ばれています。←キャー

いつも思いますが、西洋人のこの単純と言うか、
情緒がないというか、海の生き物たちへの
名前の付け方には愛情が感じられませんね(泣)

前にも書きましたが
何でもSEAかFISHをつければいいと思っているようだし、適当な気がします。(Sea Star, Star Fish, Sea Cucumber, Sea Lion, Cray Fish, Sea Slug, などなど)



たとえば、パースの南にアルバニーという捕鯨で栄えた町があります。
ここではミナミセミクジラを見ることができます。

セミクジラを漢字で書くと「背美鯨」です。
セミクジラの仲間には背びれがなく
背中が美しい曲線を描くのでそう名づけられたそうです。

それに比べて英名は「Right Whale」 

Right=正しい、適している

捕鯨に適しているクジラという意味です。

セミクジラは陸に近い浅い海を好み、
港や入江の近くをゆっくりとしたスピードで泳ぐので、
捕鯨には格好の標的でした。
しかも脂肪が多く、その脂肪で死んだ後も海面に浮いているので、
捕鯨に都合が良かったのでこの名前になったそうです。

(北太平洋に生息するセミクジラは個体数が激減し、
保護されている現在でも数百頭しか生息していないと言われています。
また同じ仲間のタイセイヨウセミクジラも絶滅の危機に瀕しています。)

海の生き物の和名と英名を比べてみるととても興味深いです。

続く、、、

マッコウクジラのかわいい映像です。


目指せ、ダイビングインストラクター  


Posted by DIVE OCEANS Perth at 15:47Comments(4)ダイビング情報

2011年07月28日

欲求と大王イカ

マッコウクジラと円蔵の続きです。

マッコウクジラはなぜそんなに深く潜れるようになったのか、
または潜らなければならなかったのか?

マッコウクジラが進化の過程で
深海で生きていくことを選んだのはなぜでしょうか?

光のほとんど届かない深海で、
呼吸を止めてダイオウイカに戦いを挑むのはなぜでしょうか?

これ↓は、ホタルイカ


4本足で生活していた哺乳類の仲間が再び
海に進出したのは約5000万年前。
その中でマッコウクジラの祖先は、深海を生活の場に選びました。

マッコウクジラは浅い海での生存競争に敗れ
仕方なく深海に食べ物を求め、
いつの間にか深く潜れる様になったのか、
それとも浅い海を制覇して、
さらに自分たちの繁栄のために深海に挑戦したのか?

個人的には後者だと思いたいのですが、
実はもっと単純な理由で、
「そこに深海があったから」みたいなことではないでしょうか?

もっともっと深く潜ってみたいという単純な欲求から
訓練(あそび)を重ねて行くうちに、
いつの間にか深く潜れるようになったのかもしれません。
(欲求が進化の方向を決めるなら、
私たちももっと深く潜れるようになるかもしれませんね。)

そして深海には思った以上に豊富な食料(ダイオウイカなど)があったので、さらに進化を遂げたのかも知れません??

また、たくさんの種類のクジラの中で
マッコウクジラだけが深海に適応しているは、
マッコウクジラ連盟(?)の中で
「この美味しいダイオウイカのことは誰にも言うなよ」
ということになったのではないでしょうか?     ←まさか??

マッコウクジラは生涯の3分の2を深海で過ごすといわれています。

もともと4本足の哺乳類がここまで深海に適応できるとは驚きです。

マッコウクジラが深海で呼吸を止めて見ているものを
私も見てみたいです。

続く。。。



  


Posted by DIVE OCEANS Perth at 15:24Comments(4)ダイビング情報

2011年07月27日

マッコウクジラと円蔵

突然ですが、マッコウクジラってご存知ですが?

毎度のことですが、詳しくはWikipediaを見てください。←また?

マッコウクジラは私が一番好きな鯨です。
今までたくさんの海の生き物にあってきましたが、
一番会いたいのは、マッコウクジラです。

マッコウクジラが好きな理由は、
鯨の中で一番深く潜ることができるからです。←えっ、それだけ?

私は素潜りが大好きです。
もちろんダイビングも大好きですが、
素潜りには素潜りの楽しさがあります。

息を止め、自分の体ひとつで水中に入っていくと、
イルカやクジラに近づけた気がします。    ←気のせいです。

アプネア(素潜り)チーム「円蔵」を作り、(メンバー募集中)
日夜息を止めることに情熱を傾けていました。
息を止め、水中に長く、そして深く潜る訓練を行っていました。



だから、長く息をとめることができるフリーダイバーや
イルカ、クジラに憧れています。

ジャック マイヨールや、ウンベルト ペリッツァーリに憧れ、
エンゾ マイオルカを崇拝しています。

バンドウイルカやシャチに憧れ、マッコウクジラを崇拝しています。

ジャック マイヨールはクラウンというイルカに素潜りを習いました。
クラウンと遊ぶことによって息を止めて長く水中で過ごす方法を学んだそうです。

マッコウクジラは哺乳類の中で
一番長く、深く(2000mから3000m)潜ることができます。
マッコウクジラに会って、
なぜそんなに深く潜れるのか、潜る必要があるのか聞いてみたいです。
そしてできれば、クラウンからジャックが素潜りを習ったように
私はマッコウクジラから素潜りを習ってみたいです。

続く、、、


目指せ、マッコウクジラ   


Posted by DIVE OCEANS Perth at 15:15Comments(7)ダイビング情報

2011年07月25日

口内保育

さて、今週も元気にがんばるぞ。

以前にブログで書いた「究極の愛 タっちゃん」の続きです。

楽しみにしていた人いますか? 


今日の主人公は、Western Gobblegutsです。
ゴブルガッツは、テンジクダイ科の魚で
パース周辺の海で比較的簡単に会うことができます。
小さくて地味で青白い体に目の後ろから一列に並んだ黒い斑点が特徴です。

(すみません、肝心のゴブルガッツの良い写真がありません。)←おいおい
今度撮影に行ってきます。
代わりに日本食シリーズでお楽しみ下さい。←意味がわかりません



しかし、彼には面白い生態があります。
それは口内保育(mouth brooding)と呼ばれるものです。


ゴブルガッツのオス(以下ガッツ君)は、
メス(以下ガッ子)が産んだ卵を口の中で守り、
孵化するまで大事に面倒を見ます。


1週間から2週間ほどで孵化しますが、
その間ガッツ君の口は閉じることもできないくらい大きく膨れ、
外からその卵が見えるくらいです。


常に口やエラを動かして新鮮な海水を循環させ、
1週間以上何も食べずに、ひたすら卵を守り孵化させます。

こうすることによって、大切な卵を食べられることを防ぐことができます。

タツノオトシゴのようにオスとメスが
協力して子孫を残すために考えた戦略です。


しかし、、、純愛(?)のタツノオトシゴとは大きな違いがあります。


ガッツ君が飲まず食わずで卵を守っている間、
ガッ子は何をしているのでしょう?


子育てをオスに任せ、カルチャーセンター(ふるい?)
にでも行っているのでしょうか?


いいえ、ガッ子はその間・・・・
しっかりと食べ、準備ができたら ←何の? 


別のオス(以下ガツ蔵)とカップルになり、
卵を産み、それをガツ蔵の口の中に預けます。
卵で膨らんだお腹をガツ蔵に摺り寄せ誘惑するのです。(キャー)


より多くの子孫を残すためには仕方がないといえ、やっぱりオスは悲しい。


このガッ子の準備 ←だから何の? 
は3から5日といわれています。
ということは、
ガッツ君が口の中で子供を孵化させる期間より明らかに短いのです。


あー神様、なぜそれを同じ期間にしてあげなかったのですか?
そうすれば、ゴブルガッツはタツノオトシゴと同じように、
すっと同じペアで仲良く子孫を残せたのに。。。


しかし、ガッツ君も負けてはいません。
大切な卵を孵化させた後、自分の子孫を残す為に、
別のお腹の大きなメスを探し、
口をパクパクして誘惑します。(想像ですが)

そして、めでたく放精し、受精卵を口の中に入れ一安心。


「ああああああああ、しまったーーーー
 俺また1週間飲まず、食わずだーーーーーー。」



やっぱりオスは悲しい。
人間でよかった・・・・・。



続く、、、


目指せ ダイビングインストラクター  


Posted by DIVE OCEANS Perth at 15:58Comments(4)ダイビング情報