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西オーストラリア・パースで働くダイビングインストラクターのブログです。ダイビング、海の生き物、ダイビングインストラクターの情報を発信していきますので、宜しくお願いします。
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2011年05月12日

キアヌ・リーブスのように

迎えのバスに乗り込んだ二日酔いの
新米ダイビングインストラクター御一行様は、
予約が取れてないだの何だのというスカイダイビング会社の
スタッフの言葉にさえ耳を貸す余裕もなく、
ひたすら体調の回復を願っていたのでした。


私は前からずっとスカイダイビングをやってみたいと思っていました。
それは、ハートブルー(英名Point Break 1991年)という映画で、
キアヌ・リーブスとパトリック・スウェイジがスカイダイビングを
やっていて、その気持ちよさそうなシーンを見てから、
いつかやってみたいと思っていました。

それで、ケアンズのバックパッカーの受付で
スカイダイビングの広告を見たとき、
インストラクター試験中にもかかわらず申し込んでしまったのです。

インストラクター試験に合格すれば、ご褒美に。
試験に不合格の場合は、慰める為に。



さて、やっとスカイダイビングの会社についた御一行は、
スカイダイビング用の派手なツナギ(似合わない)
に着替えさせられ空中での姿勢を教えられ、
何度も練習させられました。

そんなことをやっているうちにみんな元気になってきました。

一番元気なのは私です。
なぜかというとこのスカイダイビングの会社の
テレビにはハートブルーのスカイダイビングのシーンが流れていたのです。
それだけでテンションが上がってしまいました。

他のみんなに、「いやー俺がね、スカイダイビングしようと思ったのはね
この映画を見たからで・・・・・・・・・・・」← 誰も聞いていませんでした。

そして早速セスナに乗って出発だーというときに、
何人かの体のごついオージーたちが出てきて、
それぞれが私たちに挨拶してきました。

スタッフ 「彼らが今日の皆さんのインストラクターです。」

私     「?」

スタッフ  「彼らが皆さんと一緒に飛びますので、チームを組んで順番に
        セスナに乗ってください。」

私     「えっ、一人で飛べないんですか?」

スタッフ  「はい、一人では飛べません。インストラクターと一緒です」

私     「えっ、でもキアヌは一人で飛んでましたよ、
                パトリックだって一人で・・・・」 ← 心の声

スタッフ  「NO」

私は勘違いをしていました。重大な事実を見逃していました。

重大な事実⇒  スカイダイビングは一人では飛べない  

「そんなんじゃ、私はキアヌのように自由に空を飛べないじゃないか、
私の夢はどうしてくれるんだ。」  ← 心の叫び


まあ、よく考えればわかりきったことです。

スクーバダイビングも一人では潜れませんし、初めての方は
インストラクターと一緒に体験ダイビングを行います。
そうです、今日のスカイダイビングは「体験」なのです。

少し冷静さを取り戻した私は、引きつった笑顔でインストラクターの方と
握手を交わし、初めて会ったこのオージーに命を預けていいものなのか
どうせなら女性インストラクターがいいな、などと考えていました。

セスナは窓がなく順番に狭い機内に押し込まれていきます。
まずインストラクターが乗り床に座ります。
そして私はインストラクターに後ろから抱っこされるように座ります。
そして私の背中の金具とインストラクターの胸の金具を取り付け固定します。

この状況わかりますか?
大きなオージーのおっさんに後ろから抱かれ
身動きがとれない日本のおっさん。

彼が何かしゃべるたびに耳元に息がかかるのです。← キャーーーー

ほらみろ、やっぱり女性インストラクターがよかった ← 心の雄叫び

セスナは大きく円を描きながら徐々に高度を上げていきます。
外されたドアの隙間から景色が見えます。
だんだん緊張してきます。

そろそろ行きます。

Gooooooooooooooooooooooooooo

飛びました。空を飛びました。俺は鳥だーーと思った瞬間
パラシュートが開いて、後はゆっくり落ちていきます。 

空から見る景色は最高でした。

おーーーーーー海もいいけど、空もいいなーーーーー。

続く。。。
  


Posted by DIVE OCEANS Perth at 15:32Comments(4)ワーキングホリデーの日々