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西オーストラリア・パースで働くダイビングインストラクターのブログです。ダイビング、海の生き物、ダイビングインストラクターの情報を発信していきますので、宜しくお願いします。
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2011年05月20日

世界最大の魚

ブログのランキングがいつもスタッフに負けるのですが、
なぜでしょうか? 小梅さん教えてください。(泣き言)

さて、今日もランキングで負けてしまった私は裏ボス
要望に応えてジンベイザメについて書いてみたいと思います。

このブログはダイビングインストラクターを目指す方のために書いているのですが、、
方向性が違っていくような、、、、、、。

でもこういう仕事もあるということでご紹介します。




ジンベイザメ 世界で一番大きな魚で、世界で一番不思議な魚、
そのジンベイザメが、西オーストラリアの北部ニンガルーリーフにこの季節毎年現れます。
クジラのように大きな鮫、「WHALE SHARK」 彼らに会いに行ってみませんか?

東のグレートバリアリーフに、西のニンガルーリーフ。
オーストラリアを代表する、すばらしい珊瑚礁が広がります。
色とりどりの熱帯の魚たち、マンタにクジラやイルカが生息します。
特に、ニンガルーリーフには、現世する魚類最大のジンベイザメ(甚平鮫)が現れます。
彼らは最大18メートルになり、全世界の温暖な海に分布し、
プランクトンを食べる温和な人のいい(?)鮫です

このジンベイザメについては謎が多く、なぜこの時期ニンガルーリーフにやって来るのかさえ、
正確には分かっていません。

沖縄やタイ、メキシコの海でも、ジンベイザメが現れますが、
ニンガルーリーフほど、高い確率で一緒に泳ぐことが出来る場所は見当たりません。

ジンベイザメはSpotter Planeと呼ばれるセスナを飛ばし上空から探します。
ジンベイザメの背中は、灰黒色で白い斑な模様があり、目を凝らさないとなかなか見つけることが出来ません。
そして上空からジンベイザメを見つけたセスナは、無線で船に連絡をします。

船はその海域にすばやく走り、船上ではにわかに緊張と興奮が走り、
ついでに、おやじも(僕のこと)走ります。

各自、マスク、スノーケル、フィンを装着し、船の一番後ろに一列に並びます。
まずはスポッターと呼ばれる、「ジンベイザメがここにいるよ」と
右腕上げて教えてくれるありがたい方が先に水に入ります。

スポッターは、ジンベイザメの一番近くを泳ぐことができるけど、
体力の限り、右腕を上げ続けなければならない使命と、
ジンベイに振り切られ見失ったら、
「今日の晩飯なしだからな」という宿命(?)を背負っている尊い方なのです。

(私も何度も船長に怒られ心の中で何度も泣きました)

その後、船は、ジンベイザメの泳ぐ方向に先回りして、
ジンベイザメの前方にダイバーを落としすぐにそこから離れます。
ダイバーは、「GO,GO,GO」という言葉を合図に一斉に飛び込み、
ジンベイのほうに泳いでいきます。

マスク越しに水中を覗くと、目の前に大きな口が広がります。
「いたー、すげー、でけー」大きさに圧倒され、スノーケルをくわえたまま、
よく分からないことを叫びながら、ひたすらジンベイザメの横を泳ぎます。
我を忘れて、ひたすらフィンを蹴ります。

泳ぎながら、目を凝らしてジンベイの姿を目に焼き付けます。

大きくて、優雅で、少し間抜けな目をした地球で一番不思議な魚の近くを泳ぎます。


大きな尾びれをゆっくりと力強く動かし、
私たち人間のことなど目に入らないかのように青い海をジンベイザメは泳ぎます。


彼はどこから来て、どこへいくのでしょうか?
彼の夢は何でしょうか?
なぜ、ここまで大きくなる必要があったのでしょうか?
進化の過程で、大きくなることを選んだジンベイザメや、
シロナガスクジラ、象などは、共通した何かがあるような気がします。


ジンベイザメと泳いだ後は心地よい疲れが広がり、
船の上で、風に吹かれながら、しばらくボーとしてしまいます。
その後、ダイバーの間に笑顔が広がります。
貴重ですばらしい時間を持つことができたからです。

西オーストラリアが誇るニンガルーリーフで、世界で一番大きくて、不思議な魚と一緒に泳いでみませんか?
そして泳ぎながら、ジンベイにたくさん質問してみてください。

感動で、胸を震わせながら、ふと、水面を見ると、
遠くに腕が見えます。

「スポッターさん、まだ、泳いでいたのね。」

ありがとう、そして、お疲れ様でした。


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Posted by DIVE OCEANS Perth at 18:31Comments(4)ダイビング情報