プロフィール
DIVE OCEANS Perth
DIVE OCEANS Perth
西オーストラリア・パースで働くダイビングインストラクターのブログです。ダイビング、海の生き物、ダイビングインストラクターの情報を発信していきますので、宜しくお願いします。
We're protecting the ocean
オーナーへメッセージ
QRコード
QRCODE

2011年06月06日

究極の寄生

ナショナルジオグラフィックのツイッターでは奇妙な生き物シリーズが
続いていますが、File4のカタツムリのゾンビの映像はめちゃくちゃ怖いです。
この寄生されたカタツムリの目が
「クレヨンしんちゃんの嵐を呼ぶ 歌うケツだけ爆弾」で、
シロのお尻についた爆弾に似ていると思ったのは私だけしょうか?←はい

さて、寄生というとちょっと怖い感じですが、
同じ寄生でも究極の愛の寄生(?)が水中にあります。




究極の愛は『チョウチンアンコウ』のオスに見ることができます。

皆さんもご存知の『チョウチンアンコウ』

深海に住んでいて、ルアーと呼ばれる発光器を光らせ、
それで獲物をおびき寄せ捕食する、とても賢い生き物です。

しかし、、、

この発光器はメスにしかついていないのです。
オスにはこの便利なルアーがないのです。
じゃあ、オスはどうやってご飯を食べているのでしょうか?


オスはメスに比べ大きな目と優れた嗅覚を持っているそうです。
またあごも発達しているので噛み付いて獲物をとることができます。

と、ところがこのオスの特徴は獲物を捕まえるというより、
メスを捕まえるために使われています。
食欲より、性欲なのです。(ががーーーん) ←古い?

チョウチンアンコウ族(?)は、彼らが生き残る戦略として、
メスだけを重視することにしました。
俗に言う「雌尊雄卑」(?)の一族なのです。

子孫繁栄のためにメスに大きな体と発光器を与えました。
そしてオスは繁殖のためだけの存在になったのです。


男性の皆さん、
これからの物語はあまりにも悲しい話なので心して読んでください。(泣)


広大な深海で同じ種類のオスとメスが出会うのは難しいものです。

そこでメスは成熟するとオスをおびき寄せるために
フェロモンを放出します。

そのフェロモンをいち早く嗅ぎ付けるために、
オスの嗅覚は発達したのです。(泣)

そして、深海でやっと出会った彼らが離れない為に
オスはその発達したあごでメスの体に噛み付きます。

そしてこともあろうに、
そのままメスの体と融合してしまい!!メスから栄養をもらいます。
究極の合体です。

オスは呼吸もやめ、メスの体の一部となりほとんどの器官は退化してしまいます。
ひとつの器官を除いては。。。。。

その器官とは精巣です。

オスの体はメスとの交尾のためだけに存在します。
そのためだけにメスに栄養をもらって生きているのです(泣)
メスは一匹のオスだけではなく、
複数のオスを寄生させることもあるそうです。(驚)

そして、そしてですね。(興奮)

さらに悲しいのは、交尾のために生きているといいながら、
一番大事な放精(射精)もメスにコントロールされているのです。

メスの準備が整い、産卵のタイミングにあわせ、メスの意思
オスの射精が行われます。(悲し過ぎる、、)

子孫を残すためにとったチョウチンアンコウの戦略はとても有効です。
深海で生き残るためにオスが選んだこの献身さを究極の愛と呼ばずして、
なんと呼んだらいいでしょう?

この愛の物語を知ってから、しみじみ思います。

本当に人間でよかったと。

続く、、



ダイビングインストラクターを目指すなら、DIVE OCEANS
  


Posted by DIVE OCEANS Perth at 16:12Comments(6)ダイビング情報