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西オーストラリア・パースで働くダイビングインストラクターのブログです。ダイビング、海の生き物、ダイビングインストラクターの情報を発信していきますので、宜しくお願いします。
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2011年07月20日

シロワニさん

先日、ダイビングに行ってきたロットネスト島のダイブサイト
Shark Caveには秋になると
Grey nurse shark(和名:シロワニ)が集まってきます。
先日はなぜか NO shark Caveでしたが。。。(泣)



そこで(どこで?)
今日はこのシロワニさんのことを書いてみたいと思います。
(シロヤギさんではありません)←やぎさんゆうびんって歌憶えていますか?

シロワニさんがサメ界(?)で有名になったのは、
水面に浮上して空気を吸い込む唯一のサメだからです。

水中で動かず(中世浮力)にエサを捜すことができるように、
胃に空気を貯めるのです。
(空気を吸い込むところを見てみたいですね、
どんな顔してやってるんでしょう?
団体でやってたら怖いですね)

シロワニさんは、顔がかなり怖いのですが、
性格はとてもおとなしいサメで小魚やイカなどを食べています。
人間を襲うことはほとんどありません。


しかしオーストラリアでは、
この怖い顔が災いし(私も)、
人食いざめだと思われ(迷惑な勘違い)、
1960年代までは徹底的に迫害され生息数が激減したそうです。
(皆さん、見かけで判断しないで下さい泣)

現在、シロワニの個体数は減ってきています。

シロワニは2年に1度しか出産しません。

しかも1回の出産で数匹しか生まないので、
一度個体数が減ってしまうと(人間の迫害によるものだといわれています)
なかなか回復しません。
シロワニはオーストラリアで保護の対象になっているサメです。

そして、シロワニさんには2つの謎があります。

謎1、 サメなのになぜワニという名前がついているのか

答え、Wikipedia参照 ← おい、ふざけんな


もうひとつの謎は、シロワニさんは「子宮内共食い」をすることです。
(いきなりキャーーー)

シロワニさんには左右2つの子宮があり、
40匹以上の胎仔(たいし)が孵化するそうです。
しかーーし、
その後出産するときにはひとつの子宮に
1匹ずつの赤ちゃんしか残っていません。

なぜでしょう?

実は、この赤ちゃんザメがお母さんザメの子宮の中で
ある程度大きくなると他の兄弟を食べ、
その栄養でさらに大きくなるのです。
これを「子宮内共食い」と呼んでいます。

この子宮内共食いのお陰で、
シロワニさんの赤ちゃんは生まれたときには、
大きく成長しており、すでに捕食者です。
よって、生き残る可能性が高くなります。

早く孵化して子宮内での生存競争に勝った赤ちゃんだけが
生まれることを許されるのです。

卵から孵化した瞬間に戦いを強いられるシロワニの赤ちゃんも過酷ですが、
シロワニさんは、
自分のお腹の中で子供たちが殺し合いをしていることを
どう思っているのでしょうか?

強い子を産んで、生存の可能性をあげる戦略だとはいえ、
過酷ですね。

やっっぱり人間でよかったって思いますよね。。。。

続く。。







  


Posted by DIVE OCEANS Perth at 15:23Comments(4)ダイビング情報